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Theatre劇団子「もう一つのシアター!」 [演劇]

2011年1月紀伊國屋ホールで有川浩原作の小説「シアター!」を大和田伸也、阿部丈二(演劇集団キャラメルボックス)を迎え小説に取材協力しているTheatre劇団子が公演。
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シアター!2冒頭に出てきた高校での公演をTheatre劇団子主宰の石山英憲さんが脚本・演出。のはずが途中で原作者が脚本・監修することになり、ほぼ全面改稿したそうです。

小説「シアター!」を読んでいた私は、必然的に「もう一つのシアター!」も買いました。脚本集という形で、今回の演劇の脚本を読み物として再構築し、途中「註釈」という形で有川浩さんがその時の心情や感想を書いてある物です。
正直小説ではないので買っただけでずっと読んでいませんでしたが、何の気なしに最近手に取りその註釈からどんな劇だったのか気になって調べてTheatre劇団子のホームページからDVDを購入。2011年物でしたが、土曜日の朝注文して次の日の夕方には郵送されてきました。とても早くてびっくりです。

すごく今更で申し訳ありませんが、YouTubeでの告知の中に小劇団になぜ大和田伸也ほどの大御所が?!というパターンの動画がありますが、記者役のTheatre劇団子のみなさんがグイグイくるので、あれよあれよとまくしたてられ、みんなバタバタした感じで会場を去り、結局伸也さんは置いてけぼりといったそれぞれの団員の強引さが劇中もよく出ていました。

劇中劇として「掃きだめトレジャー」の苦肉の策バージョンが学校の講堂で公演されますが、その元の話もTheatre劇団子の作品を参考にしてあるらしく、興味がでてきました。
ちなみにシアター!参考演劇は以下のタイトルでTheatre劇団子が公演しています
  • トレジャーのある街'08
  • 遥かなる山でヤッホッホ
  • マグロを釣るつもりじゃなかった
  • 好きよキャプテン

これらは全てTheatre劇団子ネットショップでDVD販売しています
演劇はその場で体当たりの演技が求められるので同じ演目でもいろんなハプニングがあるそうですね。これは公演パンフレットを読んで知ったことですがDVDなどで何度も見るのとは違った要素が魅力の一つなんでしょう。

他の劇団や作品も気になるし、どんな世界が広がっているのか情報はチェックしていきたいと思います。

■あらすじ
兄(司)から借りた300万円を2年で返せなければ劇団解散の条件を飲んだ春川巧。巧主宰の劇団「シアターフラッグ」に雑誌の記事を読んだ学校から文化イベントのためと公演依頼が入った。
一般客向けではなく高校生のみを対象にしたもので借金返済中の劇団にとってはほぼ実入りがない公演に司は渋ったが、自分のような無名の小さな劇団に目を掛けてくれた学校に恩義を感じ、無理を言ってやってきたが。
小道具の紛失や舞台セットの手配ミスやパンフレットの・・・。度重なるトラブルに学校側の田沼先生の対応もおかしい。

何かあるなと探るもの、代用品を探して翻弄するもの、全ての行いに疑い始め仲間割れも勃発。次々に起きるトラブルと犯人の目的とは。

■データ
Theatre劇団子ホームページ
http://gekidango.jp/

■もう一つのシアター!DVD告知
http://www.gekidango.jp/anothertheater/dvd.html

■もう一つのシアター!YouTube告知


小説「有川浩脚本集もう一つのシアター!」の註釈やセリフを読みながら観ると有川浩の演出などと比較してオーディオコメンタリーみたいだなと思いました。
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